障害年金の申請や受給の無料相談|東京都

障害年金の不服申し立ての認められる確率と現状

投稿日:2017/03/02 最終更新日:2017/04/24

障害年金を申請し無事に認定されればいいのですが、不支給の通知が一枚だけ送られてくることも多くあります。

なぜ不支給なのか大まかに(障害の程度が該当しないとか、初診日が認められないとか)書いてはありますが、実は詳細はよくわかりません・・・。

その決定に不服な場合、不服申立て(審査請求)をすることができます。
では、これが重要なのですが決定が覆る可能性=認められている確率はどのくらいでしょうか。

障害年金不服申し立ての方法

障害年金の不服申し立てには、審査請求と再審査請求があります(裁判も可能ですが)。

要するに「行われた処分に納得できない=障害年金が認められないか、等級が低い」場合に行うものです。

まず、審査請求を行い、それでも認められないとき、その後再審査請求を行います。

少し固い話しですが、不服申し立ては行政不服審査法という法律に規定されており、ずっと50年間も改正されていなかったのです。

しかし、平成28年4月1日に大幅な改正がありました。

一番大きな部分は、審査請求できる期間が3ヶ月(以前は60日)になったことや、不服申し立てをせずに裁判ができるようになったことなどがあります(改正前、不服申し立て前置主義でした)。

審査請求が認められる確率

とは言っても、いきなり裁判する方はほとんどいないので(料金もかかりますし、弁護士さんがいないと難しいです)、審査請求をするのが現実的ですね。

以下、総務省「平成26年度における行政不服審査法等の施行状況に関する調査結果」より図を抜粋しますが、国の社会保険ところをご覧頂くと件数は63,683件になります。

障害年金・行政不服審査の受付状況
ちなみに、これは健康保険や老齢年金関係など全てとなり、厚労省が発表している社会保険審査会 年度別(再)審査請求受付・裁決件数等の推移の障害年金取扱い件数は平成26年度3,301件となっています。

このうち決定や実質容認(容認されたため取下げたもの)は478件(同じく27年度は3,447件499件)。

どちらにしても約15%弱が認められています。1割超程度しか認められていないのです。

口頭意見陳述における質問権や意見聴取

改正された内容の中で、口頭意見陳述における質問権の導入という項目ができ、口頭意見陳述に際し、原処分庁(つまり厚労省)に質問をすることができるようになったのです。

また、同じく審理手続の申立てに関する意見聴取もできるようになりました。
事件が複雑な場合、あらかじめ担当審判官があらかじめ審理手続の申立てに関する意見の聴取を行うことができるというもの。

地方の意見陳述では一度も出席なし

しかし、平成29年3月1日地方での意見陳述に厚労省側が一度も出席していないとの報道がありました。

共同通信、京都新聞等 2017/3/1付け
年金不服申し立て、骨抜き 厚労省審理に出席ゼロ
年金など社会保険に関する決定に不服申し立てができる制度で、申立人が審理の場で意見陳述する際は国側も呼ぶことが昨年4月の法改正で定められたのに、厚生労働省が人手不足を理由に地方での審理に全く出席していないことが1日、分かった。

社会保険労務士や弁護士らでつくる団体からの改善要請を受け、明らかにした。申立人が国に質問できるようにするという法改正の目的を骨抜きにしている形で、厚労省は不適切だったことを認めて「4月からはテレビ電話などで出席するようにしたい」としている。

今回の改正点の目標は以下の3つになるのです。

  1. 公正性の向上
  2. 使いやすさの向上
  3. 国民の救済手段の充実・拡大

せっかく少しでもいい方向に改正されたのですから、何とか少しでもよい方向の運用になっていくように努力したいと思います。

LINEで送る

障害年金の申請と受給のため無料相談実施中

障害年金の申請や受給のために無料相談実施中。受給事例も多数掲載。精神障害者年金・人工透析・人工関節・ペースメーカー・癌 等。障害年金の申請はまずお電話かメールにて、お悩みごとをご相談下さい。東京都|神奈川|埼玉|千葉県から全国対応。 03-6661-7563

障害年金の申請と受給の無料相談

このページの先頭へ