障害年金申請受給の無料相談|東京都

心疾患(人抗弁|ペースメーカー|ICD)の受給資格

投稿日:2011/07/12 最終更新日:2016/12/22

心疾患(心臓の障害)で障害年金の対象となるものの例です。

ただ、注意点として病名よりも心臓の機能や日常生活、仕事の状態などいろいろな観点からの判断となります。

一概に病名のみの判断ではありません。

心臓の障害年金対象例一覧

狭心症、心筋梗塞、慢性心包炎、リウマチ性心包炎、慢性虚血性心疾患、冠状動脈硬化症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症などがあります。

障害認定日の例外

障害年金は障害認定日後はいつでも請求できる状態となります。

ただし、初診日から1年6カ月を経過する前に、ペースメーカー、ICD、人工弁装着があった場合、障害認定日は「それらを装着した日」になります。

日常生活や就労状況

ペースメーカーやICDは特定の事実で障害等級に認定されるもので、日常生活や就労状況に具体的な支障がなくても認定されるものです。

ですので、もし日常生活に大きな支障があれば、更に上位の等級に認定される可能性があります。

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完全房室ブロックで障害厚生年金3級(事後重症)受給事例 東京都多摩市

投稿日:2012/07/11 最終更新日:2017/02/06

完全房室ブロック(ペースメーカー) 東京都多摩市

3月30日に請求をさせて頂いたご依頼者さまからうれしいお知らせが!!

完全房室ブロックで、3月にペースメーカー。

ご相談は装着前の2月でしたので、事前に初診の証明(カルテがなかった為、受診状況等証明書が取れない理由書をつけ認められました)の準備をし、術後すぐに診断書を取得し請求という流れでした。

審査中、特に照会もなく、いたってスムーズに進みました。

働いていらしても、ペースメーカーを装着されている場合は障害厚生年金の3級に認定されます(病状がひどい場合はそれ以上の等級に認定されることも)。

初診日から1年6カ月を過ぎている場合は、請求した翌月分からの支給となりますので、すぐに請求しましょう!!

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大動脈弁狭窄症(人工弁)で障害厚生年金3級(遡及)受給事例 東京都府中市

投稿日:2013/01/15 最終更新日:2016/12/22

60代 男性 大動脈弁狭窄症(人工弁) 東京都府中市

休み明け早々、うれしいお知らせがありました。
平成16年に大動脈弁狭窄症により人工弁の装着で、障害厚生年金3級5年遡及決定通知が届いたと依頼者さまからお電話を頂きました。

障害認定日の特例

初診日から3か月後には人工弁を装着されていたので、障害認定日の特例にあたり、人工弁装着日が障害認定日となった為遡及が可能な事案でした(人工弁装着が1年6か月より後だった場合は、事後重症の請求になってしまうので遡及ができず将来の分しか年金が受給できません)。

それだけで初回振り込み額に「ん百万」の違いが出てきてしまいます。

人工弁を装着していることだけでの請求(病状は安定していて、元気に働いていらっしゃいます)でしたので、申出書を付け現症の診断書だけで遡及請求をさせて頂きました。

5年遡及がかない、本当によかったです。ただ、時効により平成19年7月以前の分は消滅してしまいましたが。
まだまだ障害年金をご存じない方がたくさんいらっしゃると思います。

是非ご相談ください。

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初診日が争点:不支給決定の連絡→審査請求 拡張型心筋症(ICD装着)

投稿日:2014/02/19 最終更新日:2016/12/22

50代 男性 拡張型心筋症(ICD装着) 東京都江戸川区

拡張型心筋症で、ICDを装着されています。
厚生年金加入期間中の初診日が認められないという理由で、不支給決定となりました。

審査途中で、「初診日を国民年金加入期間である、現在の病院の初診日に変更しますか?」と問い合わせがありましたが、納得できない為(審査請求に持ち込む為)、決定を出してもらいました。決定がなされていないと審査請求もできませんので。

理論だてて、審査請求に臨みます!!

平成26年2月10日

審査請求結果

審査請求後、3ヵ月経った頃、社会保険審査官から「保険者が処分を変更する(初診日を認める)」とのうれしい連絡がありました。
1年がかりとなりましたが、無事障害年金を受給して頂くことができました。審査請求をしなければ処分変更もなかったので、(当然なことですが!!)やっと認定されよかったです。

心疾患 心サルコイドーシス(ICD植込み)障害厚生年金3級 東京都江東区

投稿日:2015/08/05 最終更新日:2016/12/22

心サルコイドーシス 東京都江東区

心肺停止状態・ICDと障害認定日の特例

初診から5カ月後に、会社で心肺停止状態で倒れ、ICD植込みをされました。
初診時もその前もずっと厚生年金に加入されており、納付要件は問題ナシ。

障害認定日の特例にあたりますので、ICD植込みをされた日が障害認定日となります。

もちろん遡及請求をしますが、障害認定日時点も現在も3級認定になるだろうと判断し、現在の診断書1枚のみをお願いしました。ところが、受け取った時には既に診断書の現症日から3カ月を少し経過していました。このペースだと、訂正にも時間がかかるでしょう。。。

現症でも除細動器装着に該当することのみ審査を希望する申出書

請求時に「現症でも除細動器装着に該当することのみ審査を希望する申出書」を作り、一緒に提出し、受け付けてもらいました。

無事、返戻されることなく、障害厚生年金3級に決定しました。ふぅ~。

平成27年7月15日

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感染性心内膜炎(人工弁)で障害厚生年金3級(事後重症)受給!! 東京都板橋区

投稿日:2015/11/21 最終更新日:2016/12/22

感染性心内膜炎僧帽弁人工弁置換) 東京都板橋区

人工弁に置換の為入院中にメールでお問い合わせ頂き、その後、日本橋の事務所にてご相談。
初診日が10年以上前でしたが、そのとき厚生年金加入中でしたので、障害厚生年金の請求に向けて準備を始めました。

カルテ廃棄

10年以上前のため初診の大きな病院では、カルテが既に廃棄。
数日後に受診された、近所の内科クリニックにカルテが残っており、無事、受診状況等証明書を取得することができました。ありがたかったです。。。。

心臓ペースメーカー、人工弁、ICD

診断書も問題なく、割合スムーズに準備が進み、障害厚生年金の請求をいたしました。
請求から、71日目で、障害厚生年金3級に認定されました。

心臓ペースメーカー、人工弁、ICD(植込み型除細動器)を装着されていいる方は、障害厚生年金3級に認定されます。お仕事をされていても、受給が可能ですので、是非、ご相談ください。

平成27年11月

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大動脈弁不全症(人工弁)で障害厚生年金3級(4年遡及) 東京都武蔵野市

投稿日:2015/12/12 最終更新日:2016/12/22

大動脈弁不全症(人工弁) 東京都武蔵野市

お電話でご相談を頂き、日本橋の事務所で面談いたしました。
数年前に勤務中に倒れ、救急搬送。翌日に大手術を受け、人工弁に置換。今年に入って縦隔炎を起こし、また大手術を受けられたそうです。もうすぐ仕事に復帰のご予定。

会社勤務と障害年金

会社に勤務されているので、今まで障害年金の請求は考えていなかったとのこと。5年の時効にかかる前にご相談頂けてよかったです。

2級の可能性も考え、障害認定日と現在の診断書2枚を依頼しましたが、お医者さまから、同じ内容(3級程度)になるとのお電話があり、現在の診断書のみで、請求することにしました。先にご連絡頂けると、助かります。診断書代も無駄にならずに済みますので。

請求から52日目で、障害厚生年金3級に認定されました。
ご依頼者さまにとても喜んで頂け、私もうれしかったです。
お勤めされていると、ご自身での手続きが時間的に難しかったり、面倒になったりして、障害年金の請求をしていないという方がたくさんいらっしゃいます。是非、ご相談ください。

平成27年12月

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拡張型心筋症で障害厚生年金2級(額改定)受給!! 東京都江戸川区

投稿日:2016/05/29 最終更新日:2017/02/07

ご相談者

拡張型心筋症 障害厚生年金2級(額改定)東京都江戸川区

3年前に拡張型心筋症で、ICDの埋め込みをされ裁定請求のご依頼を頂き、障害厚生年金3級を受給されていました。

その時に、何故か初診日が認められず、審査請求をして処分変更となった案件でした。

病状の悪化と額改定請求

ご病状が悪化し、CRT-Dに。額改定請求のご依頼を頂きました。
近い将来、心臓移植を視野に、人工心臓になるだろうとのこと。

今回、額改定請求で2級。その後人工心臓となった時点でまた額改定請求をする方向で進めました。
※平成26年4月から、額改定請求のできる時期が、ある特定の障害の場合1年を待たずに可能となった為、もしも数カ月で人工心臓となった場合でも、すぐに額改定請求ができます。

現症日の診断書

額改定請求をする際は、請求日以前一カ月以内の現症日で診断書が必要です。大学病院等、診断書作成に時間がかかる場合、期限があることをしっかり説明して、依頼しなくてはなりません。それでも、遅くなってしまうことがあるのが現実です。。。。

今回は問題なく請求できて、無事障害厚生年金2級に改定されました。

心疾患の障害年金認定基準

投稿日:2016/07/07 最終更新日:2017/02/07

心疾患による障害年金の認定については次のとおりです。

心疾患による障害の程度は、呼吸困難、心悸亢進、尿量減少、夜間多尿、チアノーゼ、浮腫等の臨床症状、X線、心電図等の検査成績、一般状態、治療及び病状の経過等により総合的に認定します。

当該疾病の認定の時期以後少なくとも1年以上の療養を必要とし、症状が以下のものとなります。

障害等級 障害の状態
1級 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
2級 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級 身体の機能に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの

認定要領

  1. この節に述べる心疾患とは、心臓だけではなく、血管を含む循環器疾患を指すものである。(ただし、血圧については、高血圧症による障害で除く。) 心疾患による障害は、弁疾患、心筋疾患、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患に区分する。
  2. 心疾患の障害等級の認定は、最終的には心臓機能が慢性的に障害された慢性心不全の状態を評価することである。この状態は虚血性心疾患や弁疾患、心筋疾患などのあらゆる心疾患の終末像である。慢性心不全とは、心臓のポンプ機能の障害により、体の末梢組織への血液供給が不十分となった状態を意味し、一般的には左心室系の機能障害が主体をなすが、右心室系の障害も考慮に入れなければならない。左心室系の障害により、動悸や息切れ、肺うっ血による呼吸困難、咳・痰、チアノーゼなどが、右心室系の障害により、全身倦怠感や浮腫、尿量減少、頚静脈怒張などの症状が出現する。
  3. 心疾患の主要症状としては、胸痛、動悸、呼吸困難、失神等の自覚症状、浮腫、チアノーゼ等の他覚所見がある。臨床所見には、自覚症状(心不全に基づく)と他覚所見があるが、後者は医師の診察により得られた客観的症状なので常に自覚症状と連動しているか否かに留意する必要がある(以下、各心疾患に同じ)。重症度は、心電図、心エコー図、カテーテル検査、動脈血ガス分析値も参考とする。
  4. 検査成績としては、血液検査(BNP値)、心電図、心エコー図、胸部X線、X線CT、MRI等、核医学検査、循環動態検査、心カテーテル検査(心カテーテル法、心血管造影法、冠動脈造影法等)等がある。
  5. 肺血栓塞栓症、肺動脈性肺高血圧症は、心疾患による障害として認定する。
  6. 心血管疾患が重複している場合には、客観的所見に基づいた日常生活能力等の程度を十分考慮して総合的に認定する。
  7. 心疾患の検査での異常検査所見を一部示すと、次のとおりである。
    区分 一般状態
    A 安静時の心電図において、0.2mV以上のSTの低下もしくは0.5mV以上の深い陰性T波(aVR誘導を除く。)の所見のあるもの
    B 負荷心電図(6Mets 未満相当)等で明らかな心筋虚血所見があるもの
    C 胸部X線上で心胸郭係数60%以上又は明らかな肺静脈性うっ血所見や間質性肺水腫のあるもの
    D 心エコー図で中等度以上の左室肥大と心拡大、弁膜症、収縮能の低下、拡張能の制限、先天性異常のあるもの
    E 心電図で、重症な頻脈性又は徐脈性不整脈所見のあるもの
    F 左室駆出率(EF)40%以下のもの
    G BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)が200pg/ml 相当を超えるもの
    H 重症冠動脈狭窄病変で左主幹部に50%以上の狭窄、あるいは、3本の主要冠動脈に75%以上の狭窄を認めるもの
    I 心電図で陳旧性心筋梗塞所見があり、かつ、今日まで狭心症状を有するもの
    • (注1)原則として、異常検査所見があるもの全てについて、それに該当する心電図等を提出(添付)させること。
    • (注2)「F」についての補足心不全の原因には、収縮機能不全と拡張機能不全とがある。近年、心不全症例の約40%はEF値が保持されており、このような例での心不全は左室拡張不全機能障害によるものとされている。しかしながら、現時点において拡張機能不全を簡便に判断する検査法は確立されていない。左室拡張末期圧基準値(5-12mmHg)をかなり超える場合、パルスドプラ法による左室流入血流速度波形を用いる方法が一般的である。この血流速度波形は急速流入期血流速度波形(E波)と心房収縮期血流速度波形(A波)からなり、E/A比が1.5以上の場合は、重度の拡張機能障害といえる。
    • (注3) 「G」についての補足心不全の進行に伴い、神経体液性因子が血液中に増加することが確認され、心不全の程度を評価する上で有用であることが知られている。中でも、BNP値(心室で生合成され、心不全により分泌が亢進)は、心不全の重症度を評価する上でよく使用されるNYHA分類の重症度と良好な相関性を持つことが知られている。この値が常に100pg/ml以上の場合は、NYHA心機能分類でⅡ度以上と考えられ、200pg/ml以上では心不全状態が進行していると判断される。
    • (注4) 「H」についての補足すでに冠動脈血行再建が完了している場合を除く。
  8. 心疾患による障害の程度を一般状態区分表で示すと次のとおりである。

    一般状態区分表

    区分 一般状態
    無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
    軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など
    歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
    身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
    身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

    (参考)上記区分を身体活動能力にあてはめると概ね次のとおりとなる。

    区分 身体活動能力
    6Mets以上
    4Mets以上6Mets未満
    3Mets以上4Mets未満
    2Mets以上3Mets未満
    2Mets未満

    (注)Metsとは、代謝当量をいい、安静時の酸素摂取量(3.5ml/kg 体重/分)を1Metsとして活動時の酸素摂取量が安静時の何倍かを示すものである。

  9. 疾患別に各等級に相当すると認められるものを一部例示すると、次のとおりである。

    弁疾患

    障害等級 障害の状態
    1級 病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
    2級 1.人工弁を装着術後、6ヶ月以上経過しているが、なお病状をあわらす臨床所見が5つ以上、かつ、異常検査所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち2つ以上の所見、かつ、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    3級 1.人工弁を装着したもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち1つ以上の所見、かつ、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

    (注1)複数の人工弁置換術を受けている者にあっても、原則3級相当とする。
    (注2)抗凝固薬使用による出血傾向については、重度のものを除き認定の対象とはしない。

    心筋疾患

    障害等級 障害の状態
    1級 病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
    2級 1.異常検査所見のFに加えて、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち2つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    3級 1 EF値が50%以下を示し、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち1つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

    (注)肥大型心筋症は、心室の収縮は良好に保たれるが、心筋肥大による心室拡張機能障害や左室流出路狭窄に伴う左室流出路圧較差などが病態の基本となっている。したがってEF値が障害認定にあたり、参考とならないことが多く、臨床所見や心電図所見、胸部X線検査、心臓エコー検査所見なども参考として総合的に障害等級を判断する。

    虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)

    障害等級 障害の状態
    1級 病状(障害)が重篤で安静時においても、常時心不全あるいは狭心症状を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
    2級 異常検査所見が2 つ以上、かつ、軽労作で心不全あるいは狭心症などの症状をあらわし、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    3級 異常検査所見が1つ以上、かつ、心不全あるいは狭心症などの症状が1つ以上あるもので、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

    (注)冠動脈疾患とは、主要冠動脈に少なくとも1ヶ所の有意狭窄をもつ。あるいは、冠攣縮が証明されたものを言い、冠動脈造影が施行されていなくとも心電図、心エコー図、核医学検査等で明らかに冠動脈疾患と考えられるものも含む。

    難治性不整脈

    障害等級 障害の状態
    1級 病状(障害)が重篤で安静時においても、常時心不全の症状(NYHA心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
    2級 1.異常検査所見のEがあり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、F、Gのうち2つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    3級 1.ペースメーカー、ICDを装着したもの
    2.異常検査所見のA、B、C、D、F、Gのうち1 つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

    (注1)難治性不整脈とは、放置すると心不全や突然死を引き起こす危険性の高い不整脈で、適切な治療を受けているにも拘わらず、それが改善しないものを言う。
    (注2)心房細動は一般に加齢とともに漸増する不整脈であり、それのみでは認定の対象とはならないが、心不全を合併したり、ペースメーカーの装着を要する場合には認定の対象となる。

    動脈疾患

    障害等級 障害の状態
    3級 1.胸部大動脈解離(Stanford分類A型・B型)や胸部大動脈瘤により、人工血管を挿入し、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの
    2.胸部大動脈解離や胸部大動脈瘤に、難治性の高血圧を合併したもの

    (注1)Stanford 分類A型: 上行大動脈に解離がある。Stanford 分類B型: 上行大動脈まで解離が及んでいないもの。
    (注2)大動脈瘤とは、大動脈の一部がのう状又は紡錘状に拡張した状態で、先天性大動脈疾患や動脈硬化(アテローム硬化)、膠原病などが原因となる。これのみでは認定の対象とはならないが、原疾患の活動性や手術による合併症が見られる場合には、総合的に判断する。
    (注3)胸部大動脈瘤には、胸腹部大動脈瘤も含まれる。
    (注4)難治性高血圧とは、塩分制限などの生活習慣の修正を行った上で、適切な薬剤3薬以上の降圧薬を適切な用量で継続投与しても、なお、収縮期血圧が140 mmHg 以上又は拡張期血圧が90mmHg 以上のもの。
    (注5)大動脈疾患では、特殊な例を除いて心不全を呈することはなく、また最近の医学の進歩はあるが、完全治癒を望める疾患ではない。従って、一般的には1・2 級には該当しないが、本傷病に関連した合併症(周辺臓器への圧迫症状など)の程度や手術の後遺症によっては、さらに上位等級に認定する。

    • 大動脈瘤の定義:嚢状のものは大きさを問わず、紡錘状のものは、正常時(2.5~3cm)の1.5 倍以上のものをいう。(2 倍以上は手術が必要。)
    • 人工血管にはステントグラフトも含まれる。

    先天性心疾患

    障害等級 障害の状態
    1級 病状(障害)が重篤で安静時においても、常時心不全の症状(NYHA心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
    2級 1.異常検査所見が2 つ以上及び病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    2.Eisenmenger化(手術不可能な逆流状況が発生)を起こしているもので、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
    3級 1.異常検査所見のC、D、Eのうち1つ以上の所見及び病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの
    2.肺体血流比1.5以上の左右短絡又は肺動脈収縮期圧50mmHg以上のもので、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

    重症心不全

    心臓移植や人工心臓等を装着した場合の障害等級は、次のとおりとする。ただし、術後は次の障害等級に認定するが、1~2年程度経過観察したうえで症状が安定しているときは、臨床症状、検査成績、一般状態区分表を勘案し、障害等級を再認定する。

    • 心臓移植 1級
    • 人工心臓 1級
    • CRT(心臓再同期医療機器)、CRT-D(除細動器機能付き心臓再同期医療機器)2級
  10. 心臓ペースメーカー、又はICD(植込み型除細動器)、又は人工弁を装着した場合の障害の程度を認定すべき日は、それらを装着した日(初診日から起算して1年6月以内の日に限る。)とする。
  11. 各疾患によって、用いられる検査が異なっており、また、特殊検査も多いため、診断書上に適切に症状をあらわしていると思われる検査成績が記載されているときは、その検査成績も参考とし、認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定する。

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拡張型心筋症(補助人工心臓)で障害厚生年金1級(額改定)受給事例|東京都江戸川区

投稿日:2016/12/06 最終更新日:2017/02/07

拡張型心筋症(補助人工心臓)( 障害厚生年金1級(額改定)東京都江戸川区

平成25年から障害厚生年金の請求をサポートさせて頂いており、今回3回目(審査請求を含めると4回目)の請求です。

請求の流れ

平成25年10月 裁定請求 ICD植込み (審査請求)障害厚生年金3級
平成27年11月 額改定請求 CRT-D植込み 障害厚生年金2級
平成28年05月 額改定請求(2回目) 補助人工心臓植込み 障害厚生年金1級
今回2回目の額改定請求を行い、無事障害厚生年金1級に認定されました。

請求の法改正

以前は、障害年金を受ける権利が発生した日、または障害の程度の診査を受けた日から1年を経過しないと請求できませんでしたが、平成26年4月1日からは、1年を経過しなくても額改定請求ができる障害の中に「人工心臓を装着したもの」が入っています。

前回の額改定請求日から半年で2回めの請求をしました。この半年の差は大きいですよね。

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