
「がん(悪性リンパ腫)による障害年金の受給例を専門社労士がわかりやすく紹介します。」
がんの場合、
「どこまで進行していれば障害年金が認められるのか?」
「2級・3級の判断基準は?」といった不安をお持ちの方が少なくありません。
このページでは、実際の悪性リンパ腫の受給例をもとに、申請の流れをイメージしやすい内容に記載しました。
はじめまして。障害年金の専門社労士、但田美奈子(ただみなこ)と申します。
経験15年以上。累計相談件数3,945件(令和7年9月末現在)。受給率97.8%です。
「がんなど障害年金の無料相談から申請サポート」に携わってまいりました。
申請を迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
がん(悪性リンパ腫)で障害年金を申請し、無事受給された事例をいくつか紹介します。
悪性リンパ腫と退職
| 認定 | 障害厚生年金2級 認定日請求 |
| 相談者 | 30代女性 東京都葛飾区 |
| 傷病 | 悪性リンパ腫 |
| 金額 | 約150万円 |
お問い合わせフォームからご連絡頂き、日本橋の事務所で相談ご依頼頂きました。
1年2か月程前から咳が出始め、最初は風邪だと思っていたそうです。
誰がこの段階で悪性リンパ種と思うでしょうか・・・。
しかし咳が止まらず、咳払いをした時に血が混じった痰が出るようになり、近所の内科を受診。
38.6度の熱と喀血が続いていた為総合病院へ紹介され、検査の結果悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)と診断。
すぐに入院治療を開始。
R-SHOP療法を8コースまで行い悪性リンパ種は寛解状態に。
しかし、お仕事に復帰後1か月で悪性リンパ種は再燃、救援化学療法を開始。
腫瘍の縮小はみられず、放射線療法と救援化学療法を続けていらっしゃいます。
今後も入院を伴う治療が続く為、職場復帰の目途がたたず退職。
現在も動悸、息切れ、肋骨への転移による疼痛と、慢性的な疲労感で日常生活は非常に困難な状態です。
障害厚生年金2級を受給

ご依頼時、まだ障害認定日前でしたので(初診から1年6か月経過前)、初診の証明やその他の書類の準備を進めました。
障害認定日後(初診日から1年6か月経過)、すぐに悪性リンパ種の診断書を書いていただけるよう依頼。
しかし、でき上がった悪性リンパ種の診断書一般状態区分は、
イ(軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など)に・・・。
どう考えても実際の状態より軽い為、訂正をしていただくようアドバイスし(ウ)に変更して頂きました。
お医者様の診たてに対し、感情的に文句をいうわけではなく、実際の障害状態など事実に即してお話することが大事です。
無事、悪性リンパ種で障害厚生年金にて請求、障害厚生年金2級に認定。
請求から決定まで104日間。
一般状態区分がイのままだと、2級には該当しないところでしたので、訂正して頂けて本当によかったです。
ご本人から「障害厚生年金2級に認定され、本当に助かります」とおっしゃって頂きました。ありがとうございました。ゆっくり療養して下さい。
がんで申請するにはいろいろと複雑な点もあり、女性社労士が初回無料相談で受給判定と申請サポートを行っています。
悪性新生物による障害 悪性新生物による障害の程度は、次により認定する。認定基準 悪性新生物による障害については、次のとおりである。
引用元:日本年金機構国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 悪性新生物による障害
がんと診断されてから必要なお金の一部は、公的医療保険などで負担が軽減できる場合があります。また、就業や収入の状況に合わせた支援制度も整備されています。




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