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線維筋痛症の障害年金申請ポイント

線維筋痛症でご相談いただく際、ほとんどの方が「病気を理解してくれず、専門の病院も少ないためいろいろな病院を回り本当に困った」とおっしゃられます。

さまざまな検査を行っても特別な異常がみられないことから、診断が遅れることがしばしばあります。

医師も少ないため原因がわからず、内科・整形外科など転々とされることが多く、初診日がわからなくなることも多くあります。

線維筋痛症で障害年金を申請するため、特に大切なポイントは「初診日の特定」となります。

特に判断が難しいため、後ほど、初診日の特定と審査についてで詳しく説明します。

 

受給資格

線維筋痛症の受給資格

線維筋痛症による障害年金の受給資格を得るためには、以下の3つの要件を満たす必要があります。

  1. 初診日~いつお医者さんに行ったか
  2. 保険料納付要件~保険料は納めていたか
  3. 認定基準

初診日と保険料納付要件を満たしたうえで、障害認定日に「線維筋痛症の認定基準に該当」すれば、受給できます。

繊維筋痛症の認定基準

繊維筋痛症で障害年金 認定基準とは?

線維筋痛症の障害年金認定基準に該当するかどうかを、十分に理解することが重要です。

※以下、日本年金機構国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第7節 肢体の障害 第4 肢体の機能の障害をわかりやすく加筆修正。

ざっと目を通していただければ、どういう状態であれば線維筋痛症で障害年金の申請対象となるのか感覚が掴めると思います。

1級 線維筋痛症の激しい痛みなどにより、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が認められる状態であって、食事や排泄等日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
2級 線維筋痛症激しい痛みなどにより、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が認められる状態であって、食事や排泄等日常生活が著しい制限を受けるか、又は著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級 線維筋痛症の激しい痛みなどにより、身体の機能に労働が著しい制限を受けるか、著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの

〇線維筋痛症の重症度

線維筋痛症は「線維筋痛症の重症度分類試案(厚生労働省特別研究班)」により、ステージⅠ~ステージVに分類されます。

障害年金申請の際診断書⑨欄「現在までの治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項」に重症度分類試案のステージの記載が必須条件となります。

線維筋痛症の重症度分類試案(厚生労働省特別研究班)より引用

ステージ I 米国リワマチ学会診断基準の 18力所の圧痛点のうち 11ヶ所以上で痛みがあるが、日常生活に重大な影響を及ぼさない。
手足の指など末端部iこ痛みが広がり、不眠、不安感、うつ状態が続く。日常生活が因灘。
ステージE 撤しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難。
痛みのため自力で体を動かせず、ほとんど寝たきりの状態に陥る。自分の体量による痛みで、長時間同じ姿勢で寝たり座ったりできない。
激しい全身の痛みとともに、膀胱や直腸の障害、口の渇き、目の乾燥、尿路感染など全身に症状が出る。普通の日常生活は不可能。

診断書は肢体の診断書となります。

原則として関節可動域の測定が必要になるため主治医とご相談ください。

一般的には整形外科やリウマチ科、ペインクリニックなどが主な診療科になります。

ちなみに線維筋痛症はペインクリニックなどでは慢性疼痛と呼ばれる場合もございますが、障害年金上はあくまでも繊維筋痛症です。

初診日の特定と審査について

線維筋痛症で障害年金を申請するために大切なこと!

線維筋痛症は、初診日を特定することが困難なことが多くあります。

線維筋痛症を最初から確定診断できる医師も少ないため、痛みの原因が不明で、複数の医療機関を受診することが一般的です。

多くの方が最初に整形外科や内科を訪れることが多いでしょう。

線維筋痛症は、3か月以上の長期にわたって、身体のあちこちの広い範囲に痛みが出没し、身体の強いこわばりとともに、激しい疲労感、不眠、頭痛やうつ気分など多彩な症状を伴います。

通常、線維筋痛症を自分で最初から疑うことは非常に稀であり、周囲に同じ症状を持つ方がいない限り、多くの人はまず他の病気を考えがちです。

障害年金は、最初にかかった整形外科が(内科や他の科でも)、「初診の病院」となるのが原則です。

ただし、繊維筋痛症の審査は少し特殊で、最近は「繊維筋痛症の確定診断をされたところを初診とする」場合も見受けられ、症状や診断内容によりケース・バイ・ケースの判断となります。

症状等や通院歴などによりかなり複雑なため、線維筋痛症の障害年金申請をお考えの場合、無料相談を実地しております。

無料相談受付中!

線維筋痛症とは、3か月以上の長期にわたって、身体のあちこちの広い範囲に痛みが出没し、身体の強いこわばりとともに、激しい疲労感、不眠、頭痛やうつ気分など多彩な症状を伴います。

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