
網膜色素変性症で障害年金を受給できる場合、金額は等級と初診日に加入していた年金制度によって変わります
障害基礎年金2級は年額847,300円、1級は年額1,059,125円です。
初診日に厚生年金に加入していた場合は、障害厚生年金が上乗せされます。3級の場合は障害厚生年金のみが支給され、最低保障額は年額635,500円です。
このページでは、網膜色素変性症で受け取れる障害年金の金額を、等級別・制度別に解説します。
「網膜色素変性症で障害年金はいくらもらえるのか知りたい」
「視力障害・視野障害で等級が変わると金額はどうなるのか知りたい」
「障害基礎年金と障害厚生年金で、どのくらい違うのか知りたい」
このような疑問をお持ちの方に向けて、金額に絞ってわかりやすく解説します。
このページでわかること
- 網膜色素変性症で受け取れる障害年金の金額
- 障害基礎年金1級・2級の金額
- 障害厚生年金1級・2級・3級の考え方
- 子の加算、配偶者加給年金の金額
- 年金生活者支援給付金の金額
- 時効と遡及請求の注意点
※このページは、網膜色素変性症の障害年金の「金額」に特化した補助ページです。認定基準や受給例については、網膜色素変性症の障害年金の全体解説ページで詳しく解説しています。
この記事の内容は以下からすぐ確認できます。
執筆者紹介|障害年金専門社労士 但田美奈子
網膜色素変性症で障害年金の金額はいくら?

はじめまして。
当事務所で障害年金の申請サポートを担当しております、但田美奈子です。
経験15年以上・累計相談件数4,193件(令和8年6月末現在)・受給率97.8%。
網膜色素変性症をはじめ、眼の障害年金のご相談にも対応してまいりました。
- 基礎:1級と2級
- 厚生:1級、2級、3級
このように、基礎と厚生が組み合わさって、2階建ての仕組み(3級は厚生年金のみ)になっています。
もらえる金額もこれに伴って説明していきます。
また、受給した後、国民年金保険料が免除になる制度がありますので、ご検討ください。
網膜色素変性症の障害基礎年金額と子の加算
網膜色素変性症で、障害基礎年金の1級又は2級に認定されたときの金額を解説していきます。
| 障害等級 | 金額 |
| 1級 | 1,059,125円/年 +子の加算 |
| 2級 | 847,300円/年 +子の加算 |
受給権を得た後、翌月分から支給されます。
1年の金額を6等分して、偶数月に受け取ることになります。
初回は臨時で奇数もありえますが、以後必ず偶数月に2か月分まとめて受け取る形になります。
※決定が早い場合など、初回のみは(奇数月分の)1か月分支給ということもあります。

18歳の年度末までの、子供がいる場合に加算されます。
| 子の人数 | 金額 |
| 1人目/2人目 | 1人につき 243,800円/年 |
| 3人目以降 | 1人につき 81,300円/年 |
網膜色素変性症 の障害厚生年金額と配偶者加給年金
網膜色素変性症で、障害厚生年金1級又は2級に認定された場合、基礎年金に厚生年金が加算されます。
3級の場合は、障害厚生年金のみが支給されます。
金額は、給与や勤めていた期間(年齢)に比例するため、人によりまったく違います。
例えば、給与が30万円の方と45万円の方では、受給金額に1.5倍の差が生じます。
| 障害厚生年金 | 金額 |
| 1級 | 報酬比例額×1.25 + 配偶者加給年金 |
| 2級 | 報酬比例額 + 配偶者加給年金 |
| 3級 | 最低保障額635,500円/年 |
報酬比例部分は300月みなしあり
報酬比例部分の計算において、厚生年金期間が300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算されます。
例えば、会社に入社後、間もなく網膜色素変性症を発症し、障害年金の受給を開始した場合などでも、最低25年分の年金を納付したものとみなされます。
ある程度の厚生年金を受給することができるのです。
なお、障害認定日の属する月以降の被保険者期間は、年金額の計算基礎に含まれません。
計算の基礎となるのは、障害認定日までに納付された期間だけです。

網膜色素変性症で1級又は2級に認定され、生計維持関係にある65歳未満の配偶者がいる場合、配偶者加給年金が支給されます(配偶者の年収が850万円未満)。
よくご質問を受けますが、奥様が障害厚生年金2級以上を受給した場合、どうなるでしょうか。
※配偶者自身が20年以上の加入期間の老齢厚生年金や、障害年金を受給していないこと(受給するまではもらえます)。
| 障害等級 | 金額 |
| 1級・2級 (3級はなし) |
243,800円/年 |
年金生活者支援給付金
網膜色素変性症の障害年金は、年金生活者支援給付金という手当も加算されます。
年金生活者支援給付金は、基礎も厚生も変わらず2級以上であれば支給されます。
金額は毎年変動します。
| 等級 | 金額 |
| 1級 | 7,025円/月 |
| 2級 | 5,620円/月 |
網膜色素変性症で受け取れる年金額の目安
生涯を通じた給与とボーナスの平均(例:生涯をならした平均給与500万円)を基にした、おおよその受給額です。
あくまで目安としてご参考ください(令和8年度水準)。
| ケース | 年収モデル | 等級 | 年金の種類 | 受給額 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① 自営業・主婦など(国民年金のみ) | ― | 2級 | 障害基礎年金 | 847,300円/年(70,608円/月) | 定額、収入に関係なし |
| ② 自営業・主婦など | ― | 1級 | 障害基礎年金 | 1,059,125円/年(88,260円/月) | 2級の1.25倍 |
| ③ 会社員・平均年収300万円 | 300万円 | 3級 | 障害厚生年金 | 635,500円/年(52,958円/月) | 最低保障額(年収に関係なく) |
| ④ 会社員・平均年収300万円 | 300万円 | 2級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 | 約1,440,000〜1,560,000円/年(120,000〜130,000円/月) | 基礎年金+報酬比例約5〜6万円 |
| ⑤ 会社員・平均年収500万円 | 500万円 | 2級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 | 約1,920,000〜2,040,000円/年(160,000〜170,000円/月) | 基礎年金+報酬比例約10万円 |
| ⑥ 会社員・平均年収500万円 | 500万円 | 1級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 | 約2,400,000〜2,520,000円/年(200,000〜210,000円/月) | 2級の1.25倍 |
以上、網膜色素変性症でもらえる金額の詳細は障害年金のもらえる金額はいくらなのか?にまとめました。
網膜色素変性症の時効と遡及請求
残念ながら網膜色素変性症の障害年金には時効があります。
申請しなければ、過去のものは最大5年間で消滅してしまいます。
もし遡って請求できる場合、最大で5年間遡って受け取れます。
これを遡及請求といいます。
※ 網膜色素変性症の障害年金について、受給要件・金額の目安・認定基準・受給例の全体像は、
網膜色素変性症で障害年金は難しい?もらえる金額や受給例・認定基準
で詳しく解説しています。
よくあるご質問
Q. 網膜色素変性症で障害年金はいくらもらえますか?
認定される等級と初診日に加入していた年金制度によって変わります。障害基礎年金2級は年額847,300円、1級は年額1,059,125円です。初診日が厚生年金の場合は、障害厚生年金が上乗せされることがあります。
Q. 網膜色素変性症で3級に認定された場合、金額はいくらですか?
3級は障害厚生年金のみの等級です。障害厚生年金3級は報酬比例額で計算されますが、最低保障額は年額635,500円です。
Q. 網膜色素変性症で1級や2級になると加算はありますか?
障害基礎年金1級又は2級に認定され、18歳到達年度末までのお子さんがいる場合は、子の加算がつくことがあります。また、障害厚生年金1級又は2級に認定され、要件を満たす配偶者がいる場合は、配偶者加給年金がつくことがあります。
Q. 働いている場合でも障害年金の金額は変わりますか?
働いていることだけで年金額が直接変わるわけではありません。ただし、障害厚生年金の金額は過去の給与や厚生年金加入期間によって変わります。
Q. 網膜色素変性症の障害年金は遡って請求できますか?
障害認定日時点の診断書などが準備でき、要件を満たす場合は、認定日請求や遡及請求を検討できることがあります。ただし、年金の時効は原則5年です。
網膜色素変性症で障害年金を検討中の方へ
網膜色素変性症の障害年金は個別事情によって判断が分かれます。少しでも気になる点があれば、初回無料相談をご利用ください。
Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)のクチコミにも多く声を頂いております!本当にありがとうございます。
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