
障害年金はいくらもらえる?
【2026年(令和8年度)】
結論から申し上げますと、障害年金の金額は「等級」と「国民年金か厚生年金か」によって大きく異なります。
※表は横にスクロールできます
| 年金の種類 | 等級 | 年額の目安 | 月額の目安 |
|---|---|---|---|
| 障害基礎年金 | 2級 | 847,300円 | 70,608円 |
| 障害基礎年金 | 1級 | 1,059,125円 | 88,260円 |
| 障害厚生年金 | 3級 | 最低保障 635,500円 | 52,958円 |
| 障害厚生年金 | 2級 | 個人差あり | 約12万~17万円 |
| 障害厚生年金 | 1級 | 個人差あり | 約20万円前後 |
※実際の金額は、等級・厚生年金加入期間・給与水準・家族構成により異なります。
※障害厚生年金は、報酬比例部分が上乗せされるため個人差があります。
障害年金は傷病によって受給の可否や等級の判断に違いがあるため、実際の受給例も参考になります。
こちらの疾患別解説も併せてご確認ください。
特にご相談の多い疾患別の解説・受給例
「障害年金の金額は、いくらもらえるの」
「基礎年金と厚生年金では金額はいくら違うの」
「その他、何か手当はあるの」
このようなお悩みをお持ちの方に向けて解説します。
このページでわかること
- 障害基礎年金1級・2級の金額
- 障害厚生年金1級・2級・3級の目安
- 配偶者加給年金・子の加算額
- 年金生活者支援給付金の金額
この記事の内容は以下からすぐ確認できます。
執筆者紹介|障害年金専門社労士 但田美奈子
はじめまして。
当事務所で障害年金の申請サポートを担当しております、但田美奈子です。
経験15年以上・累計相談件数4,079件(令和8年3月末現在)・受給率97.8%。
さまざまな傷病のご相談に対応してまいりました。
障害年金の受給が無事決定しても、具体的な支給金額が気になります。
相談の際、審査の内容と、受け取れる金額の質問が多いのも頷けます。
この記事では、障害年金のもらえる金額について、制度ごとにわかりやすく解説します。
なお、障害年金を受給するには、初診日、保険料納付要件、障害認定基準の3つを満たす必要があります。
障害年金の額
障害年金の支給額は、等級(1級、2級、3級)や加入している年金制度(国民年金、厚生年金)によって異なります。
また、扶養家族がいる場合や過去の加入状況によっても変動します。
受給額は、障害認定基準による等級で決まります。
例えば、うつ病など精神疾患の場合、状態によって受給額や等級が大きく変わります。
精神疾患の認定基準については、うつ病の障害年金の解説ページもご参照ください。
📌 基礎:1級と2級
📌 厚生年金:1級、2級、3級 このように、基礎と厚生が組み合わさって、2階建ての仕組み(3級は厚生年金のみ)になっています。
障害基礎年金はいくら
厚生労働省:令和8年度の年金額改定についてお知らせしますより抜粋。
障害年金は「物価変動率」「名目手取り賃金変動率」により毎年変動します。
令和8年度の障害基礎年金(国民年金)の金額は、以下のようになります。
📌 等級に1級と2級があり、偶数月(2月、4月など)に、その前月までの2か月分まとめて振込まれます。
| 障害基礎年金 | 金額 |
| 1級 |
1,059,125円/年(月額 88,260 円) (昭和31年4月1日以前生まれた方 1,056,125円)(月額 88,010円) |
| 2級 |
847,300円/年 (月額 70,608 円) (昭和31年4月1日以前生まれた方 844,900円)(月額 70,408円) |
| 子の加算額 |
2人目まで(1人につき) 243,800円 (月額20,316円) 3人目から 81,300円(月額 6,775 円) ・18歳になった後の最初の3月31日までの子 ・20歳未満で障害等級1級・2級の障害の状態にある子がいる場合 |
※1級は2級の金額が1.25倍
障害厚生年金はいくら
障害厚生年金の支給額は、以下のようになります。
| 障害厚生年金 | 金額(厚生年金に基礎年金の額が加算となります) |
| 1級 |
報酬比例の年金額×1.25 (給与額に応じた金額の1.25倍) プラス障害基礎年金1級(1,059,125円) (昭和31年4月1日以前に生まれた方 1,056,125円) |
| 2級 |
報酬比例の年金額×1.0 プラス障害基礎年金2級(847,300円) (昭和31年4月1日以前に生まれた方 844,900円) |
| 3級 |
報酬比例の年金額×1.0 ※最低保障 635,500円 (昭和31年4月1日以前に生まれた方 633,700円) |
| 障害手当金 |
一時金として、報酬比例の年金額×2.0 ※最低保障 1,247,600円 (昭和31年4月1日以前に生まれた方 1,267,400円) 注)これは年金ではなく一時金になります。 |
※年金加入の被保険者期間が300月未満の場合、300月にみなして計算。
※1.2級は、一定の要件を満たす配偶者がいる場合、配偶者加給金額の加算もあり
※1.2級は、一定の要件を満たす子がいる場合、子の加算額もあり
- 給与50万円と25万円の方
- 10年掛けた方と20年掛けた方
おおむねの障害厚生年金の金額
今まで受給された方の平均的な金額は人により全く異なるので、大体の感じになってしまいます。
2級の障害厚生年金部分だけで、月10万円前後あれば多いほうかと思います。
今の老齢厚生年金の金額が、多い方で基礎年金とあわせて年200万円超程度だからです。
👉2級の障害厚生年金ですと、もらえる金額は厚生年金と基礎年金の合計で月15万円超程度が多い気がします(年200万円程度)。
〇1級はその金額の1.25倍となりますので、多い場合で合計金額はだいたい月20万円前後くらい。
ただし、これは60歳まで未納なく納めた場合の金額です。
例えば40歳で障害厚生年金を受給された場合、厚生年金月額だけで5万円~6万円という感じでしょうか。
基礎年金と合計で月11から14万円前後です。
👉2級以上の場合、これに配偶者の加給年金と子の加算が加わります。
障害厚生年金の計算月
厚生金額の計算に入るのは、障害認定日が属する月までとなります。
例えば、平成20年1月12日が初診日の場合、認定日は平成21年7月12日。
厚生年金に加入したときから、平成21年7月までが計算の基礎となります。
したがって、現在までの厚生年金加入期間全てではなく、障害認定日までの期間が計算に影響します。
特に若い頃は給与が低かったため、金額が予想よりも少ない場合があります。
例えば、以前は初任給が20万円程度でしたが、今は初任給が25万円あれば、かなりいいほうと言えます。
年金額も単純に2割変わります。
障害年金の受給額めやす
実際の受給額は以下のようなイメージになります。
生涯を通じた給与とボーナスの平均(例:生涯をならした平均給与500万円)を基にした、おおよその受給額です。
あくまで目安としてご参考ください(令和8年度水準)。
| ケース | 年収モデル | 等級 | 年金の種類 | 受給額 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① 自営業・主婦など(国民年金のみ) | ― | 2級 | 障害基礎年金 |
847,300円/年 (70,608円/月) |
定額、収入に関係なし |
| ② 自営業・主婦など | ― | 1級 | 障害基礎年金 |
1,059,125円/年 (88,260円/月) |
2級の1.25倍 |
| ③ 会社員・平均年収300万円 | 300万円 | 3級 | 障害厚生年金 |
635,500円/年 (52,958円/月) |
最低保障額(年収に関係なく) |
| ④ 会社員・平均年収300万円 | 300万円 | 2級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 |
約1,440,000〜1,560,000円/年 (120,000〜130,000円/月) |
基礎年金+報酬比例約5〜6万円 |
| ⑤ 会社員・平均年収500万円 | 500万円 | 2級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 |
約1,920,000〜2,040,000円/年 (160,000〜170,000円/月) |
基礎年金+報酬比例約10万円 |
| ⑥ 会社員・平均年収500万円 | 500万円 | 1級 | 障害基礎年金+障害厚生年金 |
約2,400,000〜2,520,000円/年 (200,000〜210,000円/月) |
2級の1.25倍 |
配偶者加給年金

| 障害等級 | 金額 |
| 1級・2級 (3級はなし) | 243,800円/年 (月額 20,317円) |
障害厚生年金の1級又は2級に該当した場合や、一定の要件を満たした配偶者がいる場合、年金に配偶者加給年金が加算されます。
👉以下の要件が必要。
- 配偶者が、退職共済年金や障害年金を受け取っていないこと。
- 配偶者は65才未満であること。
- 年金加入者と同一の世帯で生計を共にしており、配偶者の年収が850万円未満であること。
繰り返しになりますが年金が受給できた場合、障害基礎年金は一律ですが、障害厚生年金は人によって金額が全く違います。
そのため、「自分はいくらもらえるのか」「そもそも対象になるのか」は個別判断が重要です。
※3級の場合は最低保証あり。
加給年金と加算額まとめ
| 対象者と金額 | 加給 年金 | 年齢 制限 | ||
|
配偶者 243,800 円 (月額20,316円) |
障害厚生年金 | 65歳未満 | ||
|
子 2人まで 243,800 円(人) (月額20,316円) |
障害基礎年金 |
・18歳になった後の3月31日まで ・20歳未満で障害等級1級、2級の障害の状態にある子 |
||
|
3人目から 81,300円(人) (月額 6,775 円) |
||||
※年金額は日本年金機構の公表資料をもとに記載しています。
年金生活者支援給付金
👉障害年金は、年金生活者支援給付金という手当も加算されます。
年金生活者支援給付金は、基礎も厚生も変わらず2級以上であれば支給されます。
金額は毎年変動します。
| 等級 | 金額 |
| 1級 | 月7,025円 |
| 2級 | 月5,620円 |
障害年金の時効と遡及請求
👉残念ながら障害年金にも時効があります。
申請しなければ、過去のものは最大5年間で消滅してしまいます。
もし遡って請求できる場合、最大で5年間遡って受け取れます。
これを遡及請求といいます。
よくあるご質問(障害年金の金額)
よくいただくご質問を、簡潔にまとめました。
障害年金の金額に関するよくあるご質問
Q. 障害年金はいくらもらえますか?
A. 等級と加入状況により大きく異なります。
障害基礎年金は定額ですが、障害厚生年金は給与や加入期間によって変わります。
2級の場合、月6万円〜17万円程度が一つの目安となります。
Q. 障害基礎年金と障害厚生年金の違いは何ですか?
A. 基礎年金は定額、厚生年金は報酬比例です。
国民年金のみの方は障害基礎年金のみ、会社員の方は障害厚生年金が上乗せされる仕組みです。
Q. 配偶者や子どもがいると金額は増えますか?
A. はい、加算される場合があります。
配偶者加給年金や子の加算があり、家族構成によって年金額が増えることがあります。
Q. 金額は毎年変わりますか?
A. はい、物価や賃金の変動により毎年見直されます。
そのため、同じ等級でも年度によって受給額は変動します。
「自分の場合は、対象になるのか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。
参考資料
制度の詳細については、以下の公的資料も参考になります。
令和8年4月分からの年金額等について
引用元: 日本年金機構:令和8年4月分からの年金額
障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法
障害厚生年金の受給要件・支給開始時期・計算方法