「神奈川の人工透析で障害年金を受給した例を知りたい。」
そのようなご相談に向けて解説致します。
はじめまして。
社会保険労務士の但田美奈子(ただみなこ)と申します。
12年以上(累計約3,500件)「人工透析など障害年金申請のサポート」に携わってまいりました。
神奈川で人工透析の障害年金を申請し、無事受給した事例をご紹介いたします。
糖尿病や多発性嚢胞腎などいろいろな初診日や病状がございますので、ぜひご参考下さい。
糖尿病・慢性腎不全で左下腿切断。障害厚生年金1級
認定 | 障害厚生年金1級 |
相談者 | 男性 神奈川県横浜市 |
傷病 | ネ糖尿病・慢性腎不全(人工透析) |
受給額 | 約180万円 |
平成21年1月より人工透析を導入。
就労中は障害年金の受給ができないと思い込んでいて、申請されなかったそうです。
「昨年11月下肢切断に伴い所属先が変更になり、かなりの減給となってしまい困っていました。
こちらのサイトを見つけ過去の請求例を拝見させていただき、自分も可能なのではと思い連絡しました。」
仕事をしていても受給可能
糖尿病の合併症で慢性腎不全となり人工透析(2級)です。
更に左下腿切断(2級)とのことですので、併合して1級の障害状態。
お仕事をされていると、障害年金は貰えないと思っていらっしゃる方は未だ多くいらっしゃるようです。
初診日の証明ができれば、障害の等級は診断書を2枚出せれば問題なく認められます。
ご相談時点でお聞きした初診日は、10年程前とのこと。
受診状況等証明書を取得したところ、更に5年ほど前の受診投薬歴が書かれておりもう一度記憶と記録の整理をし直しです。
カルテはすでに破棄
初診の病院はわかりましたが、カルテ廃棄により受診状況等証明書は取れませんでした。
しかし、受診状況等証明書に添付されていた紹介状の内容が具体的かつ詳細でしたので、十分証明できると判断(初診日認定の緩和後でしたし)。
請求から期間94日、障害厚生年金1級に認定。

就労中は障害年金が貰えないと思い込み、請求が遅くなってしまったのが悔やまれますね。
腹膜透析(健康診断で指摘)障害厚生年金2級
認定 | 障害厚生年金2級 |
相談者 | 50代男性 神奈川県川崎市 |
傷病 | 慢性腎不全(腹膜透析) 事後重症請求 |
受給額 | 約120万円 |
平成16年から腹膜透析をされていらっしゃいました。
お勤めをされているので、障害年金は関係ないと思っていらしたようです。
この場合、事後重症請求(請求した翌月から障害年金支給)となります。
大変だったのは、若い頃健康診断で指摘され受診したとのことだったので、20から30年前のお話となります。
ご本人の記憶は殆どなく、初診日の証明にとても苦労しました。
今回、初診日証明のため通常とは逆で、新しい病院から記録をたどっていき、結果初診日が昭和59年と確定しました。
人工透析をされている方は障害年金の2級に認定されますが、初診日がかなり昔になってしまうことも多く、初診日の特定が非常に困難になることが多くあります。

丹念に調べれば手がかりが出てくることもありますので、あきらめずに請求しましょう。
人工透析で障害基礎年金2級
認定 | 障害基礎年金2級 |
相談者 | 女性 神奈川県藤沢市 |
傷病 | 慢性腎不全(腹膜透析) 事後重症請求 |
受給額 | 約80万円 |
まだ人工透析導入前であった為、透析導入まで待つか現在の状況(透析導入が必要な状態)で請求するか考えました。
しかし、一日でも早く障害年金を受給をしていただく為請求に踏み切りました。
このあたりの判断は難しいところですが、駄目だったとしても透析段階で再請求はできます。
無事認定され本当にうれしいです!

次回、診断書提出日も5年後ですので、安心して療養して頂けることが何よりよかったです。
多発性嚢胞腎で障害厚生年金2級
認定 | 障害厚生年金2級 |
相談者 | 50代男性 神奈川県 |
傷病 | 多発性嚢胞腎(人工透析) 事後重症請求 |
受給額 | 約150万円 |
多発性嚢胞腎で慢性腎不全となり人工透析導入され、障害年金の請求。
請求から決定までは、3か月半くらいの期間でした。
事前に準備をはじめて5月から人工透析を開始。
そのままの流れで5月末に請求

事後重症でしたので、一番いい形で障害年金の受給ができたと思います。
人工透析の障害年金申請はいろいろと複雑な点もあり、女性社労士が受給資格の初回無料相談でサポートしています。
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国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第12節 腎疾患による障害
引用元:日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第12節 腎疾患による障害