多系統萎縮症で、障害年金をもらえる可能性があります!女性社労士が金額や認定基準の無料相談中!受給事例も紹介。
はじめまして。東京で多系統萎縮症の障害年金申請サポートを行っている社労士の但田美奈子と申します。
どうすれば多系統萎縮症で障害年金を受給できるのでしょうか?受給事例、金額、認定基準の順にお話します。
- 受給事例
- いくらもらえるのか(金額)
- 受給資格(認定基準)
この記事の目次
多系統萎縮症で障害厚生年金2級受給
- 相談者 男性 千葉県浦安市在住
- 傷病 多系統萎縮症
- 認定 障害厚生年金2級 認定日請求
頻尿、排尿困難などの症状から、最初は総合病院の泌尿器科を受診されました。
ふらつきもあった為同じ病院の神経内科を受診。腰部MRIを撮影してもその原因はわからずじまい。
そのときは前立腺肥大症との診断で薬の処方。
その後、別の神経内科クリニックを受診。頭部エックス線、CT、MRI検査の結果、小脳の委縮が認められ、大学病院へ紹介されたとのこと。
結果、頻尿、排尿困難などの症状は、多系統萎縮症によるものだったのです。
最初の泌尿器科を多系統萎縮症の初診日として、障害厚生年金を請求しました。
審査途中で、半年後の神経内科クリニックの受診状況等証明書の提出を求められました。
それだけではなく、最初の病院の神経内科の受診状況等証明書、病気の特性が記載された文献、初診日についての申立書を添えて提出しました。
多系統萎縮症は当初病名がつかない場合が多いため、初診日の確定が困難な場合が多くあります。
初診日が認められなかった場合、審査請求および再審査請求を考えておりましたが、無事、障害年金申請通りの初診日が認められました。
多系統萎縮症で障害厚生年金2級受給。期待通りの結果となりました。
多系統萎縮症でもらえる年金額
多系統萎縮症で受給できる年金額は、いくらになるのでしょうか?
注)多系統萎縮症の障害年金は子供や配偶者加算もあり、年金生活者支援給付金も支給されます。
障害年金のもらえる金額にまとめました。
多系統萎縮症の受給資格
受給資格を得るために以下の3つが大切になります。
- 初診日
- 保険料納付要件
- 認定基準
初診日の確定と保険料納付要件は以下に詳しく記載しました。
多系統萎縮症の認定基準
受給資格を得るために大切なことは、多系統萎縮症が障害年金の認定基準に該当するかどうかを十分に理解することです。
障害等級 | 多系統萎縮症の状態 |
1級 | 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの |
2級 | 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、著しい制限を加えることを必要とする程度のもの |
3級 | 身体の機能に、労働が制限を受けるか、労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの |

多系統委縮症は、体の様々な箇所に症状がでます。認定基準や診断書はその症状にあわせて選択します。また、進行が早い傾向があるので、準備は早めに進めてください。


多系統萎縮症の障害年金申請は、いろいろと複雑な点もあり、女性社労士が初回無料相談中です。メールやお電話で問合せ下さい。
国民年金・厚生年金保険 障害認定基準
引用元: 日本年金機構国民年金・厚生年金保険 障害認定基準