脊柱管狭窄症で障害年金の申請を忘れていませんか?受給例の紹介。金額はいくらもらえる?認定基準を専門の女性社労士が解説!
この記事の目次
脊柱管狭窄症も障害年金の対象です
しかし、受給するのは難しいという声も目立ちます。
具体的にどうすれば、脊柱管狭窄症で障害年金を受給できるのでしょうか?

以下の順でお話します。
- 受給事例
- もらえる金額
- 受給資格(認定基準)
頸部脊柱管狭窄症で障害厚生年金2級受給
- 相談者 男性 埼玉県川越市在住
- 傷病 頸部脊柱管狭窄症
- 認定 障害厚生年金2級
- 受給額 約120万円
左半身(特に左手)に痺れを感じるようになり、次第に悪化。
その後右手にも力が入らなくなり、首を動かすことも困難になり受診されました。
当初は仕事の疲れだと言われ、痛み止めを処方されていたのみ。
その後大学病院で、すぐに手術が必要と診断されたとのこと。
手術後も症状は改善せず、握力は左右共一桁台に。お子さんを抱っこすることもできません。
初診日は厚生年金加入時でしたので、障害厚生年金の請求(肢体疾患)。
認定日の診断書が取得できる状況だったのですが、ご本人の希望もあり敢えて事後重症での請求となりました。
理由は「そちらの病院さんとどうしても合わなかった」というです。こういうこともありえます。

申請から83日、無事厚生年金2級に認定されました。

脊柱管狭窄症で障害年金の金額はいくら
脊柱管狭窄症の障害年金でもらえる金額は、いくらになるのでしょうか?
障害基礎年金1級 | 972,250円/年 障害厚生年金は報酬比例額加算×1.25 |
障害基礎年金2級 | 777,800円/年 障害厚生年金は報酬比例額加算×1.0 |
障害厚生年金3級 | 583,400円 障害厚生年金のみ |
※脊柱管狭窄症の障害年金は子供や配偶者加算もあり、年金生活者支援給付金も支給されます。
こちらにまとめました。
受給資格
脊柱管狭窄症による障害年金の受給資格を得るためには、以下の3つが大切になります。
初診日と保険料納付要件
- 初診日
- 保険料納付要件
- 認定基準
初診日と保険料納付要件は受給資格にまとめました。
障害年金をもらうために大切な3つの要件があります。初診日、保険料納付、認定基準とは
認定基準
肢体疾患による年金1級から3級の目安等は別記事にしました。
肢体障害で障害年金の申請ができます!認定基準
脊柱管狭窄症の受給資格(認定基準)は、事故を負った肢体の部位により異なります。
認定基準は、日本年金機構の国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 もご参考ください。
第1 上肢の障害 1 認定基準 上肢の障害については、次のとおりである。
引用元:日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第1 上肢の障害
第2 下肢の障害 1 認定基準 下肢の障害については、次のとおりである。
引用元:日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第2 下肢の障害
第3 体幹・脊柱の機能の障害 1 認定基準 体幹・脊柱の機能の障害については、次のとおりである。
引用元:日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第3 体幹・脊柱の機能の障害
第4 肢体の機能の障害 1 認定基準 肢体の機能の障害については、次のとおりである。
引用元: 日本年金機構国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第4 肢体の機能の障害